【ジャンボタニシ】スクミリンゴガイ(淡水巻貝)
旧分類:中腹足目 リンゴガイ科
学 名:Pomacea canaliculata
分 布:南アメリカ・ラプラタ川流域原産
    国内では、九州を中心に関東以西に分布

1980年代前半に食用としてアジア各国に持ち込まれた巻貝。
我が国でも食用として1981年に台湾から長崎県と和歌山県に持ち込まれたのが最初の流入です。
日本人の口に馴染まず、販路が拓けなかった為、廃棄されたとのことです。
そこから逸出したスクミリンゴガイ(通称ジャンボタニシ)が野生化し、西日本で分布を広げています。
多くは、水田や池など水辺に生息し、若稲やレンコンを食害することがあり問題視されています。

田植え後の2〜3週間を乗り切って若苗が成長してくれると、大きな影響がないとのこと。
悪いことばかりではないようで、全国の先進県では逆手に!
ジャンボタニシに除草させる農法を実践されている例もあるようです。
稲苗が標的となる田植え直後は、水張りせず、スクミリンゴガイを眠らせ、1日毎に序所に水位をあげて雑草の芽を食べさせ、その後、一気に水田水位を上げることで、株元が硬くなった稲には害が無く、生えてくる雑草のみ好んで食べるという。
自然の食物連鎖によって、除草剤なしの栽培が可能に・・・
(※水田の代かきや微妙な水管理が必要だそうです。)
これ!ジャンボタニシ応用編ですね〜\(^o^)/
寿命は3年〜5年!
大きいものは7センチ以上の例もあるそうですが、稲刈り後の乾燥した水田や寒さに弱い性質ですので、日本では、長いもので1年半ぐらいであろうと言われています。

抑、食用として輸入されたジャンボタニシ
人間の都合で外来種を繁殖させてしまった。。。
エゴばかりではなく、エコを考えて、再度、食用にチャレンジするしかないのでしょうか?
σ(o^_^o)・・・食べれ〜んm(_ _)m
でも、素晴らしいシェフと出会って、ワインなんぞもあって、皆様と、すんばらしいディナーにお招き頂けるのでございましたら、目を閉じてチャレンジするかもで〜す。
飼育係なら・・・是非! お声を掛けて下さいませ。。。
何百匹もは無理かも知れませんが、数匹ならトライしてみたいですね〜!(^-^)

※アメリカザリガニ・アイガモ・スッポン・鯉が天敵なのだそうです。
蓮池公園内の池には、立派な鯉が飼育されています!
駆除用薬剤に頼らず、自然の力(食物連鎖)に委ねられているそう。。。
美しく咲くハスの花が、物語っていますね