公園のリニューアルに伴い平成10年に建てられた赤い欄干の立派な「はりまやばし」記念撮影用に皆のイメージに合うようにデザインされています。↑


高知市五台山竹林寺南の坊の僧純信とお馬の恋のロマンス

よさこい節の一節に「坊さんかんざし買うを見た」と歌われ、
幕末土佐を騒がせた前代未聞の僧侶純信とお馬の恋物語(駆け落ち事件)
時は安政2年(1855)幕末。
神奈川県浦賀にペリーの黒船が来航した頃。
純信・お馬の恋物語りには、様々な説が伝えられている。
はじめは幡多郡柏島の護念寺僧慶全(25歳)が竹林寺に修行に訪れた時に、
洗濯の手伝いに来ていたお馬(17歳)をみそめ恋仲になったそうな。
慶全はお馬の感心を引くために、はりまや橋の小間物屋「橘屋」で
お馬への贈り物に「かんざし」を買った。
しかし、いつの間にかお馬の心は、
分別があり説法も巧みな坊の住職である純信(37歳)に傾いた。

修行僧が恋に落ち、恋人に「かんざし」を買い与えるなど
考えられない時代であった。
僧侶が女性にかんざしを買うとは何事…。
たちまち城下の噂は広まる。
純信は「門徒の掟に背く」として慶全を追放。

それなのに… ああ・・・それなのに…

恋敵だった慶全を追放した後、純信とお馬は逢瀬を重ねることに…。

怒った慶全!
お馬の心は純信にあったため、慶全は傷心から純信を陥れるために
「かんざしを買うたのは純信」であると噂を流したのが事の発端だとか。

噂は走る・・・

純信とお馬の関係が露見。謹慎となった純信は思い詰め駆け落ちを決意。

「五月十七日夜、ひそかにお馬の所へ行き駆け落ちを示し合わせ、十九日夜、監視の隙を伺って寺を出た」
(裁判の判決文「通信伊尾木文書写し」から)高知新聞引用

この時、純信37歳 お馬17歳

事件は1855年5月と記される。
純信とお馬、道案内人の安右衛門の3人は、現香美市物部町から国境(現県境)を越え、徳島県を経由し香川県琴平町まで逃避行。
しかし、土佐藩の追っ手に見つかり高知城下に連れ戻された。
関所破りは御法度の時代。
二人は繋がれ、筵に座らされ3日間さらし者にされた。
純信は国外(土佐藩以外へ)に追放され伊予の國川之江へ。
お馬は高知城下から追放され須崎へと引き離された。
その後、二人は別々に結婚し二度と再び会うことはなかった。

※当時のうわさ話を記した絵巻物「土陽伝笑図絵」(高知市民図書館蔵)に描かれたように、
 「お馬にかんざしを買ったのは純信」として語られてきた「坊さんかんざし」の物語。
 昭和の初めに慶全の存在が知られるようになり、お馬を巡る三角関係の物語とする説が唱えられるようになったという。
 (高知新聞引用)













Lapinちゃん>>

純信・お馬の恋物語には様々な説が伝えられていますが、とっても激しい恋だったのですね!
純信37歳・お馬17歳というから、20歳もの年齢差...
二人の修行僧の心を虜にしたお馬さんは、土佐一番の美人だったのか、
将又、気立ての良い素敵な女性だったのか..。
何にしても魅力的な女性であったと想像致します。

お坊さんが「かんざし」を買ってあげたくなる気持ち...
ちょっぴり分かるような気がしますね。
現代ならプロポーズに素敵なリングをお選びになるでしょう。
幕末という時代ならば、日本髪に合わせて櫛や簪を選んで下さると女性なら嬉しい筈。

浄土真宗以外は妻帯禁止。
無論恋愛も禁止されていた時代に、修行僧が簪をプレゼント!
何とも命懸けの粋を極めたお話じゃないですか…。
現代のお坊さんは、結婚もされますしお酒も楽しんでおられます。.
今尚、よさこい節が「おきゃく」(宴会)のお席などで歌い継がれているのにもロマンを感じますね。

土佐の高知は新しいもの好き
恋愛事情も最先端だったのかもしれませんね。

高知市の中心地に架かる日本三大がっかり名所と言われたこともある「はりまやばし」ですが、
元々は、商家の播磨屋(はりまや)と櫃屋 (ひつや)が互いに行き来する為に
架けられた私橋だったそうです。
後に藩営の公道となり、時代を経て現在に至っております。

そんな「はりまや橋」は、県内外のお客様との待ち合わせ場所に最適な場所。
一度もお会いしたことのないお客様でも必ず会える場所です。

スマホ片手に「到着していますか?」「どんなお洋服?」
「じゃあ!自動販売機の近くで...」って話してる間に、
目と目が合ってニッコリ!

今も昔も「出会いの場所」かな...?


好きです はりまや橋




はりまや橋付近の様子



↑はりまや橋交差点北側横断歩道上の道路標識
右は「はりまや橋」東側(地下通路で繋がっています)にある電鉄ターミナルビル壁面に設置された「からくり時計」。
普段は何の変哲もない普通の時計ですが、1時間ごとに「よさこい節」のリズムと共に、時計の上下左右から色々な「からくり人形」が迫出してきて、道行く人を楽しませてくれます。
観光の名所の一つとなっていますが、午前9時から午後9時迄の時報の役割も果しています。

ビル北側は「はりまや橋公園」として平成5年にリニューアルされました。
下の大きな画像は「はりまや橋」から西に向かって延びる「はりまや橋公園」の風景です。6がつ頃からこちらで「よさこい鳴子踊り」の練習風景が見られたりします。(画像は西側からはりまや橋方向を撮影:左手が北になります)



最終更新日2017年9月

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