珊瑚について その1

珊瑚って何?
「珊瑚って何ですか?」と質問されると一体どのくらいの方が正確に答えられるのでしょうか?
また、アクセサリーやジュエリーなどに加工される宝石サンゴとは何でしょう?
深海で生育している珊瑚について、昆布や海藻のように思われる方も多いかもしれません。
簡単に説明をさせて頂くと珊瑚はクラゲやイソギンチャクと同じ仲間であり、クラゲやイソギンチャクの仲間を「腔腸動物(コウチョウドウブツ)」と呼んでいます。
一般的に宝石サンゴと呼ばれているものは、生物学上の分類では、花虫綱 八放サンゴ亜細 ヤギ目 サンゴ科に属した種類であり、それらの内骨格を加工することによって宝飾品に用いております。
サンゴ科には、CoralliumとParacoralliumの二つの属があり、夫々19種と7種が含まれているそうです。
その内、宝石サンゴとして加工される種類は7種(未記載種を含む)。

先に動物だと回答をさせて頂きまして「えっ?」と疑問に感じられたお客様も多いのではないでしょうか。
日本昔話の「桃太郎」の絵本の挿し絵をご覧になられた方も多いでしょう。
赤い樹木のような、あの形を想像致しますと植物のように映ります。
しかし、加工された商品に触れてみますと石のように硬いですものね。
「動物」というのも不思議です。
珊瑚は、サンゴ虫が細い枝状に固まった「動物」の固まりなのです。



アクセサリーやジュエリーなどに加工する珊瑚とサンゴ礁は違うの?
珊瑚やイソギンチャクなどの腔腸動物には、大きく3つのグループがあります。
 仕組が最も簡単にできているヒドロ虫の仲間。

 大きなクラゲになるハチクラゲの仲間。

 アクセサリーやジュエリーなど宝飾品として加工される珊瑚が属する花虫の仲間。
  この花虫のグループには2つの種類があって、八放サンゴと六放サンゴに分かれています。

日本の沖縄県などで多く見られるサンゴ礁は六放サンゴといわれている石珊瑚(イシサンゴ)で、造礁珊瑚(ゾウショウサンゴ)と呼ばれています。某有名歌手の歌のタイトルや映画のタイトルにもなっているのが“サンゴ礁”です。この珊瑚は柔らかいので加工には適していません。

アクセサリーやジュエリーなど宝飾に用いられる珊瑚は八放サンゴ(本珊瑚:ホンサンゴ)だけです。
八放サンゴは花弁のようになった触手が常に8本からできています。六放サンゴも花虫の仲間ですが、8本以外の触手をもった種類がすべて含まれています。


珊瑚はどのようにして誕生し成長するの?
八放サンゴ(本珊瑚)は、水深150m〜300mの海底で生息しています。(詳細は別記)
海底では一体一体が小さな花をつけているように美しく見えるようです。
この花と呼ばれているものが実は珊瑚の“口(くち)”なんです。
珊瑚は卵によって増殖し、卵が受精して幼虫が誕生します。
専門用語では「プラヌラ幼虫」と呼んでいるとのこと。
幼虫が珊瑚の“口(くち)”から出てくると、プランクトンのように海中を自由に泳ぎ回った後、岩礁などに付着し、多数の触手ができ、さらには“胃”ができて成虫(ポリプと呼ばれる)になります。分裂し数が増え、だんだん横につながって大きくなります。樹木のような形へと成長していきます。
成長した珊瑚には、オスの性質をもった成虫とメスの性質をもった成虫、その両方の機能を持った成虫がいます。
深海の数百m〜数千mの海底の中で、珊瑚それぞれが卵と精子を生み出して受精し合い新しい命が誕生しているのです。
海底の中では珊瑚達の神秘的な命の営みが繰り返されているのです。



珊瑚の特徴を教えて!
本珊瑚(ホンサンゴ)は、そのほとんどが炭酸カルシウムからできています。
珊瑚の艶を出す時には、特殊研磨剤(業界ではバフといいます。)で磨き上げる場合と塩酸によって艶を出す場合があります。珊瑚の主成分が炭酸カルシウムなので、塩酸に浸けるとみるみる泡を出して溶けてしまいます。(なんて勿体無い!)
それと、ほんのわずかな炭酸マグネシウムが含まれています。
硬度が3.5〜4.0ですから、人間の歯と同じ硬さです。
彫刻刀で加工していると思われる方も多いかもしれませんが、珊瑚の硬度から考えても、微細精密加工を施すには彫刻刀では彫れません。使用する工具はマイクログラインダという精密器機で歯科用器機を使用しています。

珊瑚は採取時の状態によって三種類に分けられています。
 生木(セイキ)、珊瑚業界では新木(シンキ)ともいいます。
   岩礁にサンゴ虫が付着し樹立して生きている状態であること。

 枯木(カレキ)
  珊瑚が岩礁上に固まってはいるが、サンゴ虫が死んで枯死してしまったもの。

 落木(オチギ)
  生木や枯木が岩礁より海底に落ち枯死しているもの。


珊瑚の種類を教えて!
宝飾品として扱われる珊瑚は外部の色合いから、アカ・モモ・シロに区分されます。
中間的な色合いや産地によって細かく分類もされています。
アカサンゴ
主に土佐沖の足摺岬や室戸岬沖の水深100m〜200mの海底に生息しています。
その他にも、小笠原諸島、男女群島、長崎近海、台湾近海など広く大平洋に生息しています。
最も濃い血のような赤を“血赤”と呼び珍重されています。
モモサンゴ
日本では、土佐沖、五島列島から長崎沖。奄美諸島近海、大丈島、小笠原諸島など水深200mぐらいの海底に生息しています。
海外では、フィリピン、南シナ海、台湾近海など。
シロサンゴ
 
南シナ海、沖縄近海、五島列島、長崎沖、土佐沖などの水深100m〜200mの海底に生息しています。

上記の他にも珊瑚の種類があります。
ボケ(本ボケ)
透明感があり優しいピンク色をしています。
主に南シナ海で採取。
採取量が最も少なく珊瑚の中で最も貴重とされています。
マガイ
モモとシロの調和のとれたお色ですが、さらにモモに近くどちらにも属さないもの。
その名の通り「本ボケ珊瑚」に似ているためマガイと呼ばれています。
アカボケ
シロボケ
アカとシロの中間色のうちアカに近いものをアカボケ。
シロに近いものをシロボケと呼びます。
ミッドウェーで採取。
ガーネット
ミッドウェー産のアカボケに対する呼び名。
ピンク色。
スカッチ
珊瑚の色を問わず、縞目を有するもの。
「斑(フ)入り」と呼ぶ場合もあります。
深海
ミッドウェーからハワイ寄り1,000m〜1,200mの深海で採れる珊瑚。
宝飾品になる珊瑚は、自然保護の問題にもなっているサンゴ礁とは異なる珊瑚です。
本珊瑚は1cm成長するのに何年、何十年もの年月を要します。

自然の環境を保護し珊瑚の育つ美しい海を守っていきたいと強く思います。



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